国外第Ⅲ相臨床試験:ALSYMPCA試験(海外データ)
安全性
ゾーフィゴ群の安全性解析対象例600例中386例(64.3%)、プラセボ群301例中170例(56.5%)に副作用が認められた。
グレード3以上の副作用の発現率は、ゾーフィゴ群で23.3%、プラセボ群で16.9%でした。ゾーフィゴ群の主な副作用(10%以上)は、悪心125例(20.8%)、貧血110例(18.3%)、下痢100例(16.7%)、骨痛95例(15.8%)、疲労73例(12.2%)でした。
重篤な副作用は、ゾーフィゴ群で72例、プラセボ群で30例報告された。
- ゾーフィゴ群:貧血 36例、血小板減少症 11例、骨痛 6例、嘔吐、脱水 各5例、 汎血球減少症、発熱 各4例、好中球減少症、悪心、疲労、全身健康状態低下 各3例、白血球減少症、うっ血性心不全、尿路感染、脳出血、脳血管発作、呼吸困難 各2例、心房細動、便秘、下痢、びらん性十二指腸炎、腸閉塞、口腔内出血、胸痛、死亡、倦怠感、浮腫、末梢性浮腫、細菌性敗血症、胃腸炎、帯状疱疹、感染、敗血症、股関節部骨折、上肢骨折、病的骨折、失神、振戦、錯乱状態、血尿、急性腎不全、尿閉、胸水、肺塞栓症、深部静脈血栓症 各1例(重複あり)
- プラセボ群:貧血 11例、骨痛 6例、血小板減少症 3例、悪心 2例、好中球減少症、心房粗動、心不全、緑内障、下痢、亜イレウス、嘔吐、疲労、全身健康状態低下、発熱、肺炎、脱水、関節痛、脳出血、多発ニューロパチー、錯乱状態、血尿 各1例(重複あり)
副作用による投与中止例は、ゾーフィゴ群で30例、プラセボ群で13例報告された。
- ゾーフィゴ群:貧血 12例、血小板減少症 11例、全身健康状態低下 3例、白血球減少症、好中球減少症、脱水 各2例、悪心、嘔吐、疲労、敗血症、股関節部骨折、アスパラ ギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、肺転移、脳出血 各1例(重複あり)
- プラセボ群:血小板減少症 4例、貧血 3例、疲労 2例、好中球減少症、心房粗動、下痢、嘔吐、無力症、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、脳出血、多発ニューロパチー、血尿 各1例(重複あり)
副作用による死亡例は、ゾーフィゴ群で5例(脳出血、脳血管発作、肺塞栓症、腸閉塞、死亡が各1例)報告され、プラセボ群では報告されなかった。
(詳細については、副作用集計(国外第Ⅲ相臨床試験:ALSYMPCA試験(海外データ)における全副作用)参照)
副作用の概括
ゾーフィゴ | プラセボ | |
---|---|---|
安全性解析例数 | 600 | 301 |
副作用発現例数(%) | 386(64.3) | 170(56.5) |
グレード3以上の副作用例数(%) | 140(23.3) | 51(16.9) |
主な副作用(いずれかの投与群において全グレードの発現率が3%以上)
MedDRA Ver.11.0 | ゾーフィゴ群(n=600) | プラセボ群(n=301) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
全グレード n(%) | グレード3 n(%) | グレード4 n(%) | 全グレード n(%) | グレード3 n(%) | グレード4 n(%) | |
悪心 | 125(20.8) | 3(0.5) | 0(0.0) | 47(15.6) | 2(0.7) | 0(0.0) |
貧血 | 110(18.3) | 46(7.7) | 3(0.5) | 52(17.3) | 16(5.3) | 1(0.3) |
下痢 | 100(16.7) | 6(1.0) | 0(0.0) | 23(7.6) | 2(0.7) | 0(0.0) |
骨痛 | 95(15.8) | 19(3.2) | 0(0.0) | 51(16.9) | 12(4.0) | 1(0.3) |
疲労 | 73(12.2) | 11(1.8) | 1(0.2) | 31(10.3) | 4(1.3) | 0(0.0) |
嘔吐 | 55(9.2) | 4(0.7) | 0(0.0) | 18(6.0) | 3(1.0) | 0(0.0) |
血小板減少症 | 42(7.0) | 9(1.5) | 16(2.7) | 12(4.0) | 3(1.0) | 1(0.3) |
食欲不振 | 34(5.7) | 2(0.3) | 0(0.0) | 10(3.3) | 0(0.0) | 0(0.0) |
便秘 | 26(4.3) | 2(0.3) | 0(0.0) | 16(5.3) | 0(0.0) | 0(0.0) |
好中球減少症 | 23(3.8) | 6(1.0) | 2(0.3) | 1(0.3) | 1(0.3) | 0(0.0) |