ゾーフィゴ静注を投与される患者又はその家族の方に対しては、投与前に、本剤の効果、発現する可能性のある副作用とその予防・対処方法等、並びに、本剤が放射性医薬品であることについて十分に説明し、同意を得てから投与を開始してください。
また、本剤投与中及び投与後6ヵ月間は適切な避妊を行うよう指導してください。
放射線であるアルファ線は、近接する腫瘍細胞にDNA二重鎖切断等を誘発し、骨転移巣に対する抗腫瘍効果をもたらす一方で、放射線による胎児への影響が懸念されます。
説明に際しては、以下の資材等をご活用ください。
本剤による治療中に異常を感じた場合には、すぐに医療機関に連絡するよう患者に伝えてください。
本剤の投与後、主に糞便に、また体液(血液)及び尿に微量の放射性物質が存在することがあります。したがって、以下に例示した注意事項を患者・家族(介護者)に対して投与前に説明し、第三者に対する放射線被ばく低減策や汚染防止措置に対して、理解を得ておく必要があります。
「塩化ラジウム(Ra-223)注射液を用いる内用療法の適正使用マニュアル」を参考として記載しています。